私たちは「里山の恵みを活かす」を生活理念に掲げて日々暮らしています。
日本は資源に乏しいと言われますが、森林資源は比較的豊かです。
農地面積は広いとはいえませんが現在では年々耕作放棄地が増えています。
放置林が多く、森林も農地もせっかくある資源を有効活用しているとはいえません。
森林や農地が多いのは地方です。
私たちは丹波篠山と横浜の2拠点生活する中で味噌をお伝えすること共に、丹波篠山をはじめとする地方の里山の恵みを活かした商品を生産・調達し、横浜をはじめとする都会の人々にお届けしたいと考えてmiso汁香房の事業を営んでいます。
1. 自家製黒豆の栽培
2. 自家製黒豆で仕込んだ味噌づくり
3. 味噌作り会等の味噌(味噌汁)との出会いを増やす活動
4. 丹波篠山で自生する野草などの活用
5. 丹波篠山の恵みを活かした製品の提供販売
◉生産者様・加工品製造者様のご紹介(敬称略)
めぶき農房、グリーンウェーブ、篠山里山本舗、田中正一商店、酒井農産、丹波路ビール、ONEBEANS
1.黒豆栽培
自家製黒豆の栽培
私たちは2020年から移住した丹波篠山住居の近くにある畑(数人の方からお借り
した0.5haの畑)で黒豆の栽培を行っています。
こだわりは
1. 丹波篠山の気候、土壌等の自然環境を最大限活用することで農薬、化学肥料不使用、不耕起で栽培すること
2. 最初は地元で有機栽培をされている農家の黒豆を植え、その後は自家採取した黒豆を種として使用することにより農地の環境に適用した黒豆栽培を継続すること
3. 購入する肥料は天然貝化石の肥料だけで、刈った草と収穫して黒豆を脱粒した後の枝・茎・葉・選別でくずのくず豆のみを使用すること
4. 一度に収穫せず黒豆の葉が落ちて茎やサヤが枯れるもサヤが弾けて豆が落ちる前になった株から収穫することでポリフェノールの一種であるアントシアニンやたんぱく質などの栄養素の含有量を高くすること
~栽培カレンダー~
4~5月
植え付け準備 草刈り・元肥
6月
植え付け 直販・苗作り・定植
7月
発芽・成長 草刈り
8月
開花 草刈り・潅水・散水
9~10月
結実
12~2月
黒豆の完熟 収穫・脱粒・選別
4~5月 植付け準備 草刈り・元肥
連休前あたりから収穫後放置していた畑の草刈りを行い、その後カルシウムを中心としたミネラルを含む天然貝化石の肥料を人力で散布します。その後、植付け前に再度草刈りを行います。
草刈り前の畑
草刈り後の畑
肥料散布機を背負って施肥
植え付け直前の草刈り
6月 植付け 直販・苗作り・定植
私たちは畑に直接種を植える直播と苗を育ててから畑に植える定植を組み合わせて植え付けします。直販の場合全ての種が発芽するとは限らないのと発芽後の鳥害が年々増えており、捕植をして栽培する株数を確保する必要があります。苗も全て発芽する訳ではないですが、発芽したものだけを畑に植えるので直播に比べ捕植の必要がないことがメリットでしたが、最近は植えた苗も鳥害にあうので、直播も定植も植え付け後の捕植を複数回行わないと目標通りの株数(8,000株)を確保できません。
浅植えなので土が柔らかければ
指先だけで簡単に植え付け
ポットに黒豆を植え付け
鳥よけの網を張って自宅庭で
苗栽培
ポットに植えた種が発芽
一人が5cm程の深さの穴をあけ、
1人が苗の植え付けペアで定植
ハンドプランター「なかよしくん」
一般的には「なかよしくん」を使って定食しますが、私たちは不耕起栽培をしているので土がやや硬く「なかよしくん」は使えません泣
7月 発芽・成長
複数回の捕植後なんとか目標の8,000株に近い黒豆が発芽します。
私たちの畑は他の草と共存しながら黒豆を育てますが、この時期他の草を放っておくと太陽光を取りあって黒豆が茎を必要以上にひょろひょろと伸ばしたり(徒長)、他の草に覆われて成長しなかったりします。徒長すると実付きが悪くなる恐れもあります。そこで黒豆の周囲の草丈を黒豆より低くするために草刈りを行います。黒豆の株に近接する草は草刈り機で刈ると誤って黒豆を刈ってしまうので手で刈ります。
草刈り機での草刈り
手作業による草刈り
8月 開花
開花の時期は水不足が最大のリスクです。私たちの畑は草と共存することで保水効果を高めていますが2024年は高温少雨で実付きが悪く大不作となりました。2025年からは集落の水利係にお願いして水を畑にいれるようにし、2026年にはポンプを購入し夕方に水を撒いて株のクーリングダウンをすることができるようになりました。
草が生い茂る私たちの畑
土が露出している一般の畑
黒豆の花
水路から分水栓を開けて水をひく
ポンプを使って黒豆のクーリングダウン
9~10月 結実
9月くらいから各株に実がついてきます。10月の中旬は枝豆の収穫で各農家大忙しになります。私たちは味噌用に黒豆を栽培しているので枝豆の収穫はほとんど行いません。
花が落ちて莢(さや)が着きだす
実がふくらんで枝豆として食べごろ
2.収獲と選別
12~2月 黒豆の完熟 収穫・脱粒・選別
多くの農家さんは11月に葉取りにより落葉を促し12月の中旬くらいまでに収穫を終わらせます。
黒豆の最需要期は正月前のため枯れる時期を早める工夫をされているそうです。
明治維新前から黒豆はお正月に食べられており、その頃は旧正月だったので人為的に収穫を早める必要はなかったのではないかと思います。
私たちは各々の株の落葉を待ち、黒豆の莢が褐色になり中の黒豆が落下するぎりぎりを見定めて収穫します。
株ごとに枯れるタイミングに差があるので12~2月の3か月間くらいかけて収穫します。その結果よりポリフェノールやたんぱく質リッチな黒豆になっていると思われます。
収穫した黒豆は軒先で乾燥させ、集落の営農組合で所有する脱粒機で脱粒します。
脱粒した黒豆を機械で選別し、その後手選別で種用と味噌用に選別して作業終了です。
気候変動が激しく栽培が難しくなっていますが、そのような環境の中で収穫できたものから翌年の種をとることにより環境に適用できるのではないかと進化論を信じて栽培を続けています。
葉が落ち莢が褐色になった株を選んで収穫
軒下や屋外の倉庫で乾燥
公民館横のスペースで脱粒
一枝ずつ脱粒します
機械選別で大中小、くず豆に選別
選別機にかける前に枝や石を除く
手選別で一定の大きさで形が良く虫食いのないものを種用に
味噌の味に影響がでそうな傷んだものは畑に散布、その他は味噌の原料として活用
くず豆は畑に散布し、脱粒後の鞘もすべて畑に撒いて土に返します
3.味噌仕込み
※製作中
4.蔵出し味噌
※製作中